第二領地橋梁
dainiryouchi bridge
第二領地橋梁は1938年に完成しました。鉄道橋で日本初の鉄道用5径間連続RC開腹アーチ橋です。太平洋に面する断岸に大スパンのアーチが力強くかかっています。建設に先立ってプレートガーター橋と比較検討が行われ、鋼材の節約と潮風による腐食などを考慮して開腹式の鉄筋コンクリートアーチが採用されたそうです。
径間構成は基礎となる岩盤が約25mおきに露出していたことから支間25mのアーチを3径連続させて窪川ほうあの第4径間のみ支間23.2m方杖ラーメンとなっています。
アーチ拱軸線には珍しい二次放物線を用いています。
平成22年に土木遺産に選奨されました。
全体像
橋を下から見た様子
形式:開腹式鉄筋コンクリートアーチ(第4径間は軌条コンクリート方杖ラーメン)
支間:25.0×3+23.2m
橋長:107.7m
選奨:2004年土木遺産選奨